2021年07月28日

くせ毛を活かした髪型・スタイル事例【女性版】

当店のお客さまから寄せられるご相談で多いのは、くせ毛についてのご相談です。私は昔から無造作に動くカーリーなスタイルが大好きで、くせ毛のご相談があると、どう活かすかワクワクしながらご提案させていただいております。

というわけで今回は、くせ毛を活かした髪型、スタイルについてお話をさせていただきます。

スタイリスト歴10年以上の中で得た経験値をもとに、どうすれば くせ毛が活きるカット・スタイリングができるかをお伝えしたいと思います。

くせ毛でお悩みの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

くせ毛を活かした髪型・スタイル事例

ショートカット


まずは、どういったクセの形状かにもよりますが、仕上がったシルエットが頭の形や輪郭をきれいに見せるように全体像を考えます。これはクセのあるなしに関わらず、常に考えるところです。

ショートにする際に気になるのが、短くなることで、顔の輪郭が強調されることではないでしょうか?その点 くせ毛の場合、顔回りのカールがふんわりして小顔効果があります。

さらにボーイッシュになるのが気になる方も、カールの曲線がやわらかさを出して、ガーリーな印象にもっていけます。

クセが強めで広がる方は、頭のハチの部分が広がって見えないように、トップにはっきり分け目をつくらず、高さをだしたり、前髪に抜け感を出すことで改善できます。

また耳下のボリュームをしっかり取ってスタイルの締まりをつくるのもポイントになるので、そのあたりも考えながらカットをおこなっています。

ミディアム


表面の髪がのってくる、頭のハチから下の部分のボリュームをしっかりとって、スタイルにメリハリを出します。そうすることで、表面のクセをパーマのように活かしたい時に、カールが動く空間もでき、うまくカールが出せます。

また、ボリュームが気になる方は、アウトラインの髪を内巻きよりも外はねにすることで、横幅を減らすことができるので、すっきりみせることもできます。

ショートもミディアムも共通して有効な、カールを活かしたスタイリング方法は、まず霧吹きで髪をかるく濡らし、クセを出します。オイルとワックスを手の中でしっかり伸ばし、少し濡れたままの髪にもみこみます。

そしてそのまま髪を整えたら完成。これ以上 膨らんだり形がくずれることもほぼありませんので、トライしてみてください^^

ロング


ロングは髪に重みが出るので、クセが伸びて扱いやすい傾向にあります。毛先のクセが強い方は、パーマをかけたような質感を出しやすく、髪をねじって乾かせば柔らかいウエーブが出やすいです。

また髪を結んだり、アレンジをした際に、カールがあるため馴染みがよく、こなれた感じにみせやすいです。毛先に重さを残して、毛束の中間を抜くように量感を調整すると、クセが重なり合ったときに立体感がでやすいです。

まとめ

くせ毛はマイナスイメージを持たれることがありますが、仕上がりのシルエットを意識して、骨格や輪郭に合わせて全体像をイメージしたうえで、顔回りのカールで小顔効果を出したり、ボーイッシュになりそうで気になるショートも、カールの曲線でガーリーに見せたりと、むしろプラスにはたらくんですよ。

他にも長さ別で、ショートであれば、はち部分にボリュームが出ないように、分け目をつけないようにして耳下から首元のボリュームをおさえるのがポイントです。

またミディアムは、はち下のボリュームを取ることで、カールが動く空間をつくって、メリハリのきいたカールスタイルが作れます。

ロングは、重みでくせがおさまりやすく、毛先のクセが強ければねじって乾かして、パーマのような質感を出しやすいです。さらにアレンジするときに、まとまりやすいというメリットもあります。

ということで、クセを活かしたカットや、スタイリング方法で、コンプレックスになりがちなくせ毛も、おしゃれな雰囲気をうみだしてくれます。クセの出かたや、形状は人それぞれ違うので、どうすれば最適かを毎回考えながら、ご提案できるようにしておりますので、よかったらホームページもチェックしてみてくださいね。

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